Interview

あなたが教えてくれたこと

  1. HOME
  2. インタビュー
  3. 父の生き方が理想です。

門真市
R.Iさま

インタビュー6

父の生き方が理想です。

82歳で惜しまれながら亡くなったお父様についてお話を伺いたいと思います。
父は、大手商社に入社して40年間、営業一筋で働きました。入社当時は高度経済成長期で、活気に満ちた時代だったようです。父は持ち前の明るさとコミュニケーション能力で、多くの顧客から信頼を得ていました。
会社で父は海外向けのプラント設備の輸出業務を担当していました。海外出張も多く、私が幼いころは家族と過ごす時間は少なかったですが、日本に帰っている時は、部下や同僚からの信頼も厚いようで、時々仕事帰りに会社の人を家に連れてきて、夜遅くまで楽しそうに飲んでいました。
その度に母は食事をふるまう準備に追われて大変そうでしたけどね。
仕事以外では、どのようなことに情熱を注いでいましたか?
父は特にアウトドア活動が好きで、休日になると家族でキャンプや釣りに出かけることが多かったです。自然の中で過ごすことでリフレッシュし、仕事のストレスを解消していたようです。また、父は料理が得意で、キャンプではいつも自ら腕を振るって料理を作ってくれました。特に、アウトドアでのバーベキューは家族の楽しみの一つでした。
また、父はスポーツにも情熱を注いでいました。特にゴルフが好きで、週末には会社の同僚や友人たちとゴルフコースに出かけることが多かったです。父のゴルフ仲間たちとは父が病気になる最近まで交流が続いており、時々集まって飲んでいたようです。父は仕事一筋の人生でありながら、家族や友人との時間を大切にし、多くの趣味を持って充実した人生を送っていました。理想の生き方ですよ。
お父様のご葬儀はどんな様子でしたか?
お父様の葬儀は友人、元同僚、そして親族が集まりました。彼の人生を祝うための温かい雰囲気で。式場には皆さんからいただいた花をたくさん並べてもらって、式場の入り口に思い出コーナーを作ってもらって父の遺品やアルバムを飾りました。参列してくださった皆さんが、それを見てそれぞれ思い出話を母にしていました。式の中では弔辞でお父様の仕事での功績や、家族との思い出が語られました。特に、元同僚たちは、父ががどれほど素晴らしい上司であり、信頼される存在であったかを語ってくれました。父の海外での仕事のエピソードも披露され、父を誇りに思いました。
最後に、お父様の遺した教えや思い出で、心に残っていることはありますか?
父からは仕事に対する情熱や、人との関わり方の大切さを学びました。父のおおらかな性格やコミュニケーション能力は、私自身も見習いたいと思っています。そして父は多忙な仕事の中でも、家庭に戻るといつも笑顔で家族に接してくれました。父親が亡くなったこれからも、父の教えと記憶は私の中で宝となって生き続けます。
本日は貴重なお話をありがとうございました。