Interview

あなたが教えてくれたこと

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四條畷市
K.Sさま

インタビュー3

第二のお母さんと慕われた母

お母様のご逝去、お悔やみ申し上げます。お母様のご葬儀についてお伺いしたいと思います。まず、ご葬儀の雰囲気やご参列の様子について教えていただけますか?
ありがとうございます。母は約2年間がんと闘病していましたが、先日65歳で亡くなりました。葬儀中は母への感謝の気持ちと悲しみが入り混じった複雑な気持ちでした。家族や親しい友人たちが集まってあたたかな言葉もかけていただきました。また、祭壇には母の大好きだった花をたくさん飾ってもらい、愛犬のロンも参列しました。明倫社さんの式場がペットも同伴できると聞いたので、母が生前、家族の一員として非常に大切にしていたロンを一緒に最後のお別れをするのが自然だと思い、連れて行きました。
ワンちゃんが葬儀に参列するのは珍しいと思いますが、ワンちゃんもお母さまを大切な存在だと感じていたのですかね?
そうですね。ロンと母は非常に深い絆で結ばれていたと思います。母が病気になったときも、ロンはいつも母のそばに寄り添っていました。葬儀の最中も、ロンは静かに母の棺のそばに座り込んでいて、その姿には本当に感動しました。ロンが母を見つめる姿は、まるで彼なりの別れの言葉を伝えているかのようでした。
お母様の生前のお話も聞かせてください。お母様はどのような方でしたか?
母はとても愛情深く、思いやりのある人でした。元々は地元で定食屋を経営していました。毎朝母や早くから起きて、新鮮な食材を市場で仕入れ、店で手際よく料理の準備をしていました。料理はシンプルだったんですが、とても美味しくて心温まるものでした。特に母が作る鶏の唐揚げと味噌汁は町の名物となっていました。お店には常連客も多くいて、皆が家族のように親しい関係を築いていました。特に、隣町から来る年配の夫婦や、近くの会社や銀行員の人達は、毎日のように店に来てくれました。葬儀にもお店のお客さんが参列してくれたのですが、彼らは母のことを「第二のお母さん」と呼んでいて、感謝の気持ちを言葉にしてくれました。母がどれほど多くの人々に影響を与えたのかを改めて感じることができました。葬儀で初めていろいろな方に会いましたが、私の知らない母の顔もたくさんあって、改めて母のことを誇らしく思いました。
ご葬儀が終われて1か月が過ぎようとしてますが、今改めてどのような気持ちでいらっしゃいますか?
母はいつも他人を助け、支え続けることに喜びを感じていました。母からは人に対して愛と敬意を持って接することの大切さを教えてもらいました。その教えは私たち家族にとっても大切な財産です。母が愛したロンと一緒に、家族仲良く、母の息子として精一杯前を向いて強く生きていこうと思います。母が残してくれた訓えを胸に、これからも母のように他人を支え、優しく接することを心がけていきたいと思います。母が誇れるような人生を歩んでいきたいです。
本日は貴重なお話をありがとうございました。