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大東市
A.Kさま

A.Kさま

夫の思い出を胸に、愛犬と共に新たな日々を歩んでいきます

長年ご夫婦で暮らしてこられたようですね。旦那様はどんな方でしたか?
84歳の夫を亡くし、心にぽっかりと大きな穴が開いたような日々を過ごしています。主人とは長い年月を共に過ごし、苦楽を共にしてまいりました。主人は自営業の建設業を営んでおりました。
その生き様は誰よりも誇り高く、勤勉でした。彼の手がけた建物は今でも地域のシンボルとなり、多くの人々の生活を支えています。
主人が仕事に打ち込む姿はいつも輝いていました。特に彼が手がけた地元のコミュニティセンターは、完成した日には涙ぐむほど感動していました。彼は「この建物が多くの人々に喜ばれ、長く愛され続けることが一番の幸せだ」と言っていました。その言葉通り、センターは今でも小さな子供さんから私達世代の高齢の方みんなの、地域の憩いの場となっています。
ご葬儀の日にワンちゃんも一緒にいましたね?
愛犬のジローです。ジローは夫が生前、子犬の頃から可愛がっていた犬で、今では私にとってもかけがえのない存在です。私たち夫婦には子供がいませんでしたから、タローは私たちの子供のように大事に育ててきました。生前、主人が仕事から帰ってくると、タローは嬉しそうに尻尾を振りながら玄関で出迎え、夫もまた、その姿に目を細めて・・・。本当にかわいがっていました。夫は突然家で倒れたんですが、その時私は2階にいて、ジローが吠える声で気付いたんです。急いで救急車を呼んで病院に運ばれたらそのまま手術になって、その時一命は取り留めたんですけどね・・・。でもジローのおかげで1年半は主人と一緒にいることができました。ジローには感謝しています。
49日法要が終わられた今、どのように過ごされていますか?
主人がいなくなった今、ようやく実感が湧いてきて、日々の生活は確かに寂しさでいっぱいなんですけど、彼が残してくれた思い出とジローの存在が、私を支えてくれています。友人たちも、私たちのことを温かく見守ってくれていることに感謝しています。これからも、主人の遺した愛情と共に、ジローと新たな日々を歩んでいこうと思います。
主人の生き様は、私にとって永遠の誇りです。そして、またジローと共に過ごす毎日が、主人の愛情を感じさせてくれる時間です。主人が築き上げた建物がそうであるように、私たちの心の中にも主人の存在はずっと生き続けています。
本日は貴重なお話をありがとうございました。ご主人様のご冥福をお祈りいたします。